Deep into the South

Blues, Jazz & Country

Sonny Landreth - the roots of his music

 Modern Zydecoと南部のDelta Bues、そして、Country調のCajun―――

 こうしたルイジアナの多様な音楽的要素を色濃く反映したRoots Rockが、Sonny Landrethの曲の特徴だ。こうした彼の独特の音楽的世界観は、どうやって生まれたんだろう?
 Roots Rockを代表するmusicianのひとり、Sonny Landrethの"roots"を探ってみた。

*****

 Sonny Landrethが幼少期を過ごしたのは、Bluesを肌身で身近に感じることのできるBluesの本場ルイジアナだ(生まれはミシシッピ州)。彼の音楽活動は、CajunやZydecoと呼ばれるルイジアナの伝統な地域音楽を演奏するところから始まった。
 今では手に入らないが、初期のalbumは、「これ、資料音楽か?」と思うぐらいに純粋に郷土音楽を演奏している。

 その後、70年代から80年代にかけて、Modern Zydecoの第一人者、Clifton Chenierのband memberとして活動。Clifton Chenierが率いるRed Hot Louisiana Bandの唯一の白人memberだった。
 Clifton Chenierのback bandとしての経歴は、Sonny Landrethにとって、特に大きな意味があったと思う。Clifton Chenierは、地域音楽としてのZydecoをModern Bluesとして演奏しようとした先駆者だ。このbandでの経験は、地域の伝統的音楽から商業的な現代音楽へと両者を結びつける重要な接点だったと思う。
 81年には初のsolo album『Blues Attack』を発表した。このalbumの収録には、Red Hot Louisiana Bandのmemberが参加している。

 Chenierが亡くなって以降は、John MayallやJohn Hiattのbandに参加。その頃から伝統的な音楽からは離れて、southern tasteの強いRockを演奏するようになった。
 1992年の『Outward Bound』は、John Hiattが参加した、まさにSouthern Rockといった作品。ただ歌詞の中には、Louisiana rootsを感じさせる作品がいくつかある。

 そして、90年代の後半の『Levee Town』から、再び、ZydicoやCajunの要素が強いRoots Rockを発表するようになり、ルイジアナの伝統的な音楽に回帰している。
 一度、Rock、Popular Musicを経て、こうして伝統的な音楽に根ざしたSonny LandrethのRoots Rockが生まれていった。

 そして、2003年、あのBlues Rockの名盤『The Road We're On』が誕生したのだ。


Sonny Landreth - A World Away (Recorded Live In Lafayette)

広告